書評『自由をつくる 自在に生きる』森 博嗣著/人気作家にが語る、自由とは何か?

『自由をつくる 自在に生きる』は、人気作家である森 博嗣先生による自己啓発書です。

本書は自由を獲得したい人にオススメしたい一冊です!

ゆう
ゆう

私は本書をバイブル本にしようと考えています!

この記事でわかること

  • 著者・森 博嗣さんとは?
  • 森 博嗣さんが考える自由とは?
  • 私自身が本書で印象に残った部分

森 博嗣(もり ひろし、1957年〈昭和32年〉12月7日 – )は、日本の工学者・小説家・随筆家・同人作家。工学博士(名古屋大学・論文博士・1990年)。元名古屋大学大学院環境学研究科都市環境学専攻助教授。妻はイラストレーターのささきすばる。近年は、清涼院流水が立ち上げたプロジェクト「The BBB」(Breakthrough Bandwagon Books)に参加し、『スカイ・クロラ』(2001年)『すべてがFになる』(1996年)など英語版の著作を発表している。

Wikipediaより

森 博嗣さんは大学教員でありながら、副業として小説を書き始めました。

助手の時は、土日や年末年始の休みはなく毎日16時間ほど働いていたそうです。

大学での多忙な仕事をこなしながら、時間をつくり小説を書いていました。

そして、デビュー作の『すべてがFになる』を書き上げました。

『すべてがFになる』は大人気のため、アニメ化もされています。

U-NEXTで試聴できますので、興味のある方はぜひ視聴してみてください。

ゆう
ゆう

すごく面白かったですよ!

本書の章立て

本書の章立て

『自由をつくる 自在に生きる』は、以下のような章立てになっています。

  1. 人生の目的は自由の獲得である
  2. 他者からの支配、社会からの支配
  3. 身近に忍び寄る支配
  4. 支配に対するレジタンス
  5. やっかいなのは自分による支配

『自由をつくる 自在に生きる』で印象に残った部分

自由とは何か?

本書『自由をつくる 自在に生きる』では、自由になるのための具体的なノウハウは紹介されていません

本書では具体的なノウハウではなく、自由とは何か、自由になるための考え方などが紹介されています。

本書の価値

『自由をつくる 自在に生きる』は、自由な生き方をしたいと考えている方にとって、非常に価値のある書籍です。

本書を読めば、自由についてより理解し、自由により近づけると思います。

最近では、場所や時間に縛られない自由な働き方、お金に縛られない自由な生き方などが強く求められるようになりました。

その代表的なものが、FIREだと思います。

FIREとは、生活費を稼ぎ出す資産を持ち、その資産で生活を維持しながら、若いうちにリタイアすることを目指す考え方やライフスタイルのこと

FIREブームは、何にも縛られない自由な生き方を求める人が多いということですね。

そんな自由を求める人が多い現代だからこそ、本書を読み自由について改めて考えてみてほしいです。

本書を読み、自由について改めて考えることで、自由にまた一歩近づけるはずです。

自由とは思い通りに行動できること

自由とは思い通りに行動できること

著者の森 博嗣先生は、自由とは自分の思い通りに行動できることであり、支配から解放された状態だと言う。

さらに森 博嗣先生は、「支配」に気づき自覚することで、自由についてもっと積極的に考えることができるとも言っている。

自分自身が一体何に支配されている状態なのかをしっかり考える必要があるわけです。

著者曰く、現代は支配が巧妙になっていると言います。思わぬところに支配が存在しているのです。

気付かぬうちに支配されることもあるため、常に注意しておく必要があります。

私は多くの人がお金に支配されている状態だと考えています。

お金に支配されると、多くの行動が制限されます。

お金により制限されること
  • 欲しいが、お金がないから我慢
  • 旅行に行きたいが、お金がないから我慢
  • 外食に行きたいが、お金がないから我慢

上記のようなことは、多くの人に経験があると思います。

つまり、お金によって自分の行動が制限されているのです。

人生をより良くするための手段であるお金が、目的になってしまうこともお金に支配されている状態かもしれません。

ゆう
ゆう

最近ではお金による支配から解放されるために、FIREを目指す人が増えていますね

お金から解放され自由を獲得するために、お金に支配されていることをまずは自覚しないといけないのです。

支配されたいという傾向

支配されたいという傾向

人類はそもそも支配されやすい動物らしいのです。

日本人は農耕民族のため、土地にしがみつく傾向が強く、土地や天候といった周辺環境に支配されやすい特性を代々受け継いでいます。

家族や親族で協力しなければ生きてこられなかった長い歴史があります。

そのため集落に縛られたり、村を出ることが難しかったり、周囲の目を気にする傾向が強いのです。

つまり、人間は集団による支配を好む生き物なのです。

集団に属し、あまり深く考えることなく周りに合わせることが心地よくなっているのかもしれません。

しかし、集団に支配されていることに違和感を覚えたり、不自由だと感じるのであれば、その不自由さを取り除く努力をすべきなのです。

自由を得るための実際的で具体的な手法はない

森 博嗣先生は、自由を得るための実際的で具体的な手法はないとおっしゃっています。

さらに、自由は簡単には手に入らない獲得困難なものともおっしゃっています。

どんな場合にも適用可能な具体的な方法がないからこそ、自由の獲得は困難なのかもしれません。

しかし、自由の獲得のための初めの一歩として「考えること」を挙げています。

自分が何に支配されているのかを考える必要があると言います。

考えなければ、支配されていることにさえ気づけません。

まずは考え、支配されているのを自覚することが自由への第一歩なのです。

自分が何に支配されているのかをマインドマップに書き出してみる

ブレインストーミング
マインドマップを活用

私自身が行なっていることですが、自分が何に支配されているのかをじっくり考え、マインドマップに書き出すことです。

マインドマップに書き出すことで思考が整理されて、具体的な行動を取りやすくなります。

自分が何に支配されているのかが客観視でき、支配から抜け出すための行動を考えられます。

ゆう
ゆう

私の場合は、お金・常識・他人の目・スマホが候補になりました

皆さんも自分自身を客観視するために、マインドマップを使って思考を整理してみてください。

マインドマップ作成のツールでおすすめなのがマインドマイスターです。ぜひ活用してみてください。

自由を求めるからこそ自由について改めて考える

自由
自由について改めて考えてみよう!

本記事では、森 博嗣著『自由をつくる 自在に生きる』について紹介してきました。

本記事では森 博嗣先生が考える、社会に潜む具体的な支配について紹介できていません。

ぜひ実際の書籍を手にとって支配を自覚し、自由について改めて考えて欲しいと思います。

自由を求めるからこそ、自由について改めて考えないといけないのです。

自由について考え、自由に向かって歩いていくからこそ今よりも自由に近づけるのです。

そして、本書『自由をつくる 自在に生きる』が自由について考えるきっかけを作ってくれます。

ゆう
ゆう

本書を読んで、少しずつ由に近づいてみませんか?

最後に、森 博嗣先生が考える自由の価値を紹介します。

自由の価値というのは、過去の自分よりも、今の自分が、そしてさらに将来の自分が「より自由」になっていく変化を感じることにある。

『自由をつくる 自在に生きる』より

自由を得るために、少しずつ進んでいきましょう。

本記事は以上になります。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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